「真田丸」で上田城が出てくるのはいつ？

真田丸　第１３話の流れ

源次郎（幸村）が上杉の人質になり、
いよいよ家康が真田攻めを行うところから
始まります。

上田城合戦のシーンは、鳥居元忠が
７０００の兵を連れ、上田城を挟んで
神川の対岸に陣を張るところです。

軍議が開かれ、その後、城下町を
迷路のように柵で仕切るシーンが
描かれます。

史実では、互い違いの柵、千鳥柵を
設けたと言われています。

そのあと、ドラマらしい登場人物たちの
やり取りを少し挟んで、いよいよ城の
外観が現れます。

ドラマで出てくる上田城は、
現存するものに似ていますが、
櫓門の両側の櫓がやたらと離れています。
→後述します

戦闘は源次郎（幸村）が徳川軍を
挑発するところから始まります。

能の高砂を歌ったという記録を
再現しています。

源次郎は挑発しながら徳川軍を二の丸へ
誘い込んでいきます。

二の丸に誘い込まれた徳川勢は、
本丸突入前に、昌幸軍の待ち伏せにあいます。
狭い二の丸で、鉄砲隊の砲火を浴びる
徳川軍。混乱に陥り、退却を始めます。

混乱する徳川軍は退却を始めますが、
退却しにくくした城下町で、伏兵にも阻まれ、
数を減らしていきます。

その後、砥石城から信之軍が退路を断ち、
最後に神川をせき止めていた堰が切られます。

記録によれば、城下に真田軍が火を放った
と言われていますが、ドラマでは描かれて
いません。

こうして、ドラマ上の第一次上田合戦は
幕を閉じていきます。


この後、黒木華演じる梅は、徳川軍に
殺されてしまうのですが、そんな目にあったか
どうかは記録がありません。
梅の死に関しては、三谷氏と監督が作り上げた
ストーリーなのかもしれませんね、

但し、お梅が幸村に側室として嫁いだこと、
すえという娘を残したことは事実である
ようです。


スポンサーリンク

今も残る？当時の上田城

残念ながら、現存している上田城は、
第一次、第二次上田合戦を戦い抜いた城では
ありません。

第二次上田合戦後、関が原の合戦に勝利した
徳川の命により、上田城は壊されて
しまいます。

堀も埋められてしまいます。

大坂夏の陣の後、東軍についた信之が、
一旦、上田の地を治めますが、この時も
再建されていません。
徳川に幕府に対して再整備・拡張を
申請しますが却下されてしまいます。
二度も籠城戦で負けたのですから、
ダメと言うに決まってます。

上田城が再建されるのは、信之が松代に
転封になった後、仙石忠久が上田に入った後、
寛永3年（1626年）から現在の上田城が
普請されます。

但し、この普請も寛永5年（1628年）4月20日
仙石忠政の死により工事は中断されてしまい、
これ以上の増築は行われないまま、松平氏の
治世を通して、幕末を迎えます。

なんだか、ちょっと残念な感じがしますね。

ですから、大河ドラマ「真田丸」に出てくる
上田城が、現存する上田城と異なるのは、
問題ないのかもしれません。

以上、大河ドラマ「真田丸」に
上田城が出てくる話数と、
第一次上田合戦と現存する上田城について
触れてみました。

こちらもどうぞ
上田城のお土産はなにが良い？
上田城の観光｜真田神社（上田城跡公園））
上田城と真田丸｜上田城が出てくるのはいつ？
上田城と真田丸｜上州沼田真田丸展
上田城の観光｜サマーウォーズの聖地
上田城の地図｜上田城は日本のどこにあるの？
上田城の観光｜別所温泉の外湯（共同浴場）

---

スポンサーリンク